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- 02/18 佐久咲くひまわり
- 02/16 世間が感じていること
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昨日は、少し強行軍だったのですが、千葉市での自主上映会に行ってきました〜
『第4の革命 -エネルギー・デモクラシー-』
自主上映会(千葉)の主催案内はこちらとか、こちらとか。
2010年にドイツで公開されてものすごく関心を集めたのだそうです。
(ドイツでの脱原発決定を導いたとも言われているとか。)
作られたのが、東電福島第一原発事故よりも前なので、映画の中身に、原発のデメリットをアピールするようなところはちょびっとしかないんですよね。これって、日本の今の状況からみたら、むしろ新鮮で、頼もしい感じがするんです。
再生可能エネルギーが何故必要なのか、実現可能性はどんなもんなんだろうか、という問題に真正面から積極的に向かっているので、「原子力ダメだし、かと言って温暖化問題もあるから、仕方なく再生可能エネルギー」という理屈じゃないんです。
デンマークで自然エネルギー自給のコミュニティ(フォルケセンター)を実際に運営している話や、アメリカの電気自動車を開発・販売している会社の若きCEOの話、電力の普及が全然追いついていないアメリカのマリ共和国でソーラーパネルの設置に取り組んでいる話、再生可能エネルギーを貯めておくための電池(バナジウムレドックスフロー電池)を開発しているニュージーランドの化学工学の女性学者の話、再生可能エネルギーの推進のために邁進し、超省エネな自社ビル作りにも取り組んでいるドイツの起業家の話、既存の家屋を”パッシブハウス”というエコ住宅に改築する取り組みの紹介(これもドイツ)・・・それから、それから、バングラディシュのノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏も出てきて、マイクロクレジットによって農村地帯でミニソーラーシステムを作る産業を生み出している話もありました。
世界各国から、様々なエピソードが寄せられているのだけど・・・・・日本発のエピソードはありませんでした。
(アメリカや中国でさえあるのに。。。)
これって、エネルギー問題について、いかに日本が後進国であるかを、やんわり表しているようにも思えました。
今、日本から発信されているネタと言えば、福島原発事故以上でも以下でもないのです。
これって、すごく悲しい、ちょっと情けない話です。
それから、対立する主張者として、IEA(国際エネルギー機関)のお偉いさん(?)も登場。映画はこのオジサンの反論に再反論するような形でも話が進められていきました。このIEAの人の話も、ある意味また新鮮!?で、温暖化問題の対策のために発生した二酸化炭素は回収貯蓄する技術を備えるという案を述べていました。それって・・・原発から出る核廃棄物をこの先何万年も埋め立てるという無謀な計画に酷似していて、正直、「アホか?w」と思ってしまいました。地球を守るために地球の一部を永続的なゴミ捨て場にするというネガティブな発想は、とても支持できません。
そんなことをするより、再生可能エネルギーを選択すればいいのです。
この映画では、そのことの確信が得られました。
ラストは、デンマークのフォルケセンターのプレベン・メゴー氏(だったと思う)のメッセージでしたが、非常にタッチングでした。・・と言いつつ、記憶力が悪くて再現できないんですが(^^ゞ 次世代につなぐ人生はかくあるべきという哲学のようなものを、氏は持っておられて、それがフォルケセンターを実現してこれた原動力になっているのだなぁと感じました。やはり、新しい大きなことに踏み出す人というのは、信念の重みが違います。
(それにくらべてあのIEAのオジサンは・・・w 人間は安ければそれを買うのだからそれでいいのだ、みたいな理屈も言っていて、人間を見下した発想で鼻持ちならないなぁ、全く賛同できないと思いました。)
世の中に、絶対的な価値、絶対的に正しい選択というのはなかなかないのかもしれないけれど(絶対に誰にも何にもしわ寄せのない物事というのはなかなか難しい)、今考えられるベスト・チョイスというものは、時代時代でどうしても取っていかないといけないものだと思います。
エネルギー問題については、今はこれだ(再生可能エネルギーへのシフト)と、わたしは思いました。
『第4の革命 -エネルギー・デモクラシー-』
自主上映会(千葉)の主催案内はこちらとか、こちらとか。
2010年にドイツで公開されてものすごく関心を集めたのだそうです。
(ドイツでの脱原発決定を導いたとも言われているとか。)
作られたのが、東電福島第一原発事故よりも前なので、映画の中身に、原発のデメリットをアピールするようなところはちょびっとしかないんですよね。これって、日本の今の状況からみたら、むしろ新鮮で、頼もしい感じがするんです。
再生可能エネルギーが何故必要なのか、実現可能性はどんなもんなんだろうか、という問題に真正面から積極的に向かっているので、「原子力ダメだし、かと言って温暖化問題もあるから、仕方なく再生可能エネルギー」という理屈じゃないんです。
デンマークで自然エネルギー自給のコミュニティ(フォルケセンター)を実際に運営している話や、アメリカの電気自動車を開発・販売している会社の若きCEOの話、電力の普及が全然追いついていないアメリカのマリ共和国でソーラーパネルの設置に取り組んでいる話、再生可能エネルギーを貯めておくための電池(バナジウムレドックスフロー電池)を開発しているニュージーランドの化学工学の女性学者の話、再生可能エネルギーの推進のために邁進し、超省エネな自社ビル作りにも取り組んでいるドイツの起業家の話、既存の家屋を”パッシブハウス”というエコ住宅に改築する取り組みの紹介(これもドイツ)・・・それから、それから、バングラディシュのノーベル平和賞受賞者ムハマド・ユヌス氏も出てきて、マイクロクレジットによって農村地帯でミニソーラーシステムを作る産業を生み出している話もありました。
世界各国から、様々なエピソードが寄せられているのだけど・・・・・日本発のエピソードはありませんでした。
(アメリカや中国でさえあるのに。。。)
これって、エネルギー問題について、いかに日本が後進国であるかを、やんわり表しているようにも思えました。
今、日本から発信されているネタと言えば、福島原発事故以上でも以下でもないのです。
これって、すごく悲しい、ちょっと情けない話です。
それから、対立する主張者として、IEA(国際エネルギー機関)のお偉いさん(?)も登場。映画はこのオジサンの反論に再反論するような形でも話が進められていきました。このIEAの人の話も、ある意味また新鮮!?で、温暖化問題の対策のために発生した二酸化炭素は回収貯蓄する技術を備えるという案を述べていました。それって・・・原発から出る核廃棄物をこの先何万年も埋め立てるという無謀な計画に酷似していて、正直、「アホか?w」と思ってしまいました。地球を守るために地球の一部を永続的なゴミ捨て場にするというネガティブな発想は、とても支持できません。
そんなことをするより、再生可能エネルギーを選択すればいいのです。
この映画では、そのことの確信が得られました。
ラストは、デンマークのフォルケセンターのプレベン・メゴー氏(だったと思う)のメッセージでしたが、非常にタッチングでした。・・と言いつつ、記憶力が悪くて再現できないんですが(^^ゞ 次世代につなぐ人生はかくあるべきという哲学のようなものを、氏は持っておられて、それがフォルケセンターを実現してこれた原動力になっているのだなぁと感じました。やはり、新しい大きなことに踏み出す人というのは、信念の重みが違います。
(それにくらべてあのIEAのオジサンは・・・w 人間は安ければそれを買うのだからそれでいいのだ、みたいな理屈も言っていて、人間を見下した発想で鼻持ちならないなぁ、全く賛同できないと思いました。)
世の中に、絶対的な価値、絶対的に正しい選択というのはなかなかないのかもしれないけれど(絶対に誰にも何にもしわ寄せのない物事というのはなかなか難しい)、今考えられるベスト・チョイスというものは、時代時代でどうしても取っていかないといけないものだと思います。
エネルギー問題については、今はこれだ(再生可能エネルギーへのシフト)と、わたしは思いました。
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